2005年06月27日

紙閑話 其ノ壱

皆様、大変にお暑う御座います。梅雨はいずこ、連日の暑さと湿気に茹だり気味の日々では御座いますが、なんとぞ御自愛下さひ。

サテ、今回より数回に分けまして、文房四宝の筆墨硯紙より「紙」について、少々綴って参りたいと思います。併し、本来の「紙」についての蘊蓄に至るまで、非常に前置きの長い御話となります。切り出しとしましては当方が海外ワークショップを開催するに当たって直面したことも含めまして、かなり「ワタクシ」事による、紙についての経験談と申しますか、、お気楽に読み流して戴ければと存じます。

お仏蘭西での書道ワークショップ開催の際に一番頭を悩ませたことは、「紙」でした。

最初のワークショップの話しが持ち上がった際には、現地に在住されていた日本人の方からの協力もあり、初心者でも使えそうな筆を数本入手。そして墨液は当方が所持していたものが、適度にありましたので、取り敢えず問題無し。が、紙は書作品制作に普段使用している、本画仙紙が一反程あるだけでしたので、これをワークショップに使用するワケには参りませんでした。

では、お仏蘭西の田舎街で「半紙」が手に入るかといったら、勿論皆無。今では、アジア文化にかなり興味を持つやふになってきましたので、田舎の街でも時に文房具店等で書道用の筆(併し、すぐに毛が抜けてしまう安価もの)を見かけることもあるのですが、「半紙」は流石に無シ。

「和紙」を見かけたことがある、と云われて行ってみても、非常に厚い楮紙で、全紙くらいの大きさで一枚当たりが千円以上の値段。値段は輸入ものですから、仕方ないとして、初めて筆を持つ方が使用する紙の種ではありません。

たまたま、パリまで車で行かれる方に御願いし同乗して、日本文化に関する用品店に行きましたところ、半紙、あるにはあったですが、当たり前乍ら、日本で購入する価格の三倍はして、在庫も少ない。安価なものとして、唐紙の条幅程度の大きさのものが束となっており、それを使用することとしました。

唐紙とは、竹の繊維を原料としたもので、墨を入れても滲まず、墨と筆という未知の世界を挑戦されるお仏蘭西の方々には適切なものであったやふです。

次回は書道に多く用いる紙の種類についても絡めつつ、綴って参りたいと思います。


人気blogランキング参加中!
この↓アイコンをクリックして下さい。

58e7bd1f.gifランクアップご協力感謝デス。
posted by ろゆふ at 11:38| Comment(4) | TrackBack(1) | 文房四宝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。僕は子供の頃「書き方」の授業が嫌いで、毛筆大嫌いでした。でもろゆふさんのブログ、すごい興味をもって読むことが出来るのが不思議。
半紙のお話も次回が楽しみだ〜。
Posted by glassroom at 2005年06月27日 22:12
>glassroomさま

やふこそー。御晩にて。

ん、、筆を使うことは、本来は楽しいモノだと思うのですが、学校時代のお習字の時間ツて、あまりにマニュアル過ぎるところが残念なのかもしれないですねい、、
子供の自由に筆を使った時にできる作品は、大胆で、とても大人では真似できないもの、もっと、筆を使うことの喜びを見いだせる場つくりが必要なのでせうね、、

当方の話しは些かハズす処も多いですが、もしそれでも興味を持って頂けるのであれば、願ってもないです。
兎に角、お気楽にお目を通して頂ければ幸いデス。
Posted by ろゆふ at 2005年06月28日 00:00
ろゆふ様、おはようございます。職業柄、紙を見たら買いたくなります。個人的には古い紙に描くのが好きです。

以前、オランダのライデン大学で水墨画のワークショップをしたことがありますが、日本人が多く住んでいるせいか、子供用の半紙や墨液は現地にありました。

韓国はとても紙が豊富でした。でこぼこした手漉きの竹紙があったので、それに水墨画を描いたら、おもしろい味がでました。

さて、先日より、手漉き和紙に描いた彩墨画をアップしましたので、お時間ある時、見に来てくださいね。
Posted by 馬樹茂(Ma Shumao) at 2005年06月28日 06:15
>馬樹茂さま

おはやふ御座います。
レンタル先のシーサーのサーバ容量がパンクしかかっているのか、昨夜から更新もコメント入稿も時間が掛かってしまっており、ご迷惑をお掛け致していたかと存じます。
にも関わらず、コメントを有難う御座います。

古紙はやはりその風合いも好いですし、書きやすいですね。
当方も普段から古紙入手を心掛けているのですが、これも縁のやふで。

馬樹茂さまは本当に国際派でいらっしゃるのですね。韓国の紙の噂は時に耳にします、フランスで何度か韓国に通じていらっしゃる方から見せて頂いたこともありました。それはネパールのほうの紙と似ていたやふな、、各国には色々な紙があり、面白いです。

彩墨画、楽しみです。後程、伺わせて頂きますねイ。
Posted by ろゆふ at 2005年06月28日 09:52
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/4661216

この記事へのトラックバック

第1回プロ論完結・・そして
Excerpt: 前回の「共通テーマ・プロ論」に引き続き、2回目の「概要」が少しだけ決定しましたので、お知らせです。次回は是非ご参加くださいませーーー!
Weblog: 反響道-儲けるポスティング著者の日記
Tracked: 2005-06-27 22:40
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。