2005年06月11日

墨閑話 其乃陸


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前日に硯で磨った墨を、墨池に移し一晩寝かせた墨磨液を使ふ。


サテ、取り敢えず墨の最終章に御座ゐます。

墨色、滲みの加減は、摩訶不思議な世界。同時に磨った墨磨液を用いて、同じ種類の紙に書いても、墨色が変わるのです。墨磨液の中の粒子の大きさにもよりますし、書く際の筆圧加減の違いからも微妙に墨の発色が変わります。

墨は力を入れて磨ると粒子が粗くなります。
ゆっくり力を入れ過ぎずに磨った場合は粒子は細かくなり、書いた際には明るい色調となりますが、筆跡と滲みの差が少なくなります。

反面、力を多少入れて粗く磨ると色調は暗くなりますが、筆跡と滲みの差がはっきりとしやすくなります。因みに寫眞は粗めに磨った墨磨液デス。

これはあくまでも、膠粘度の落ち着いた、製造から数年経った墨を利用した上で、その効果を発揮しやすいものであります。

硯の鋒鋩の強さによっても、粒子が細かくなるか、粗くなるかは異なって参ります。硯によって、磨る人によって墨の色調を調整できるのは、固形墨ならではの魅力なのでせう。

磨る際に広がる墨の香りを楽しみつつ、作品をイメーヂするのも、なかなかにオツでせう。

かつて、学校にて使った硯、墨でも残っておりましたら、どんな墨色になるだろーと想像し乍ら、楽しんで磨ってみて下さいまし。落ち着き升。特に寝る前、睡眠剤としての相乗効果。磨って水に濡れた部分は必ず水分を拭き取りませう。


次回は文房四宝の次なる話題へと移り升。


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<人気プログランキング>一回、押シテクダサヒ。
posted by ろゆふ at 01:45| Comment(4) | TrackBack(0) | 文房四宝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
東京セントラル美術館へ行ってきました。
開展?直後にお邪魔した時はひっそりとしていたのに、
あっという間に広い館内が人でいっぱい。
早々に退館してきました。
書展というと、お手本にそった書しか見たことのなかったわたしは、
このたび、とてもおもしろい時間を過ごすことができました。
墨の色、文字の色、紙の色、字体?や表現の仕方がステキ。
もちろん、基本を習得したうえでのことなのでしょうけれど、
ほんとうにおもしろかったです!
お写真も、ステキでしたぁ。

銀座…わたしのような一般庶民がフラフラしているのが、
恥ずかしかったです。
わたしでさえ知っている、
凄いブランドのお店がたくさ〜ん!(>_<)(昔はなかったぞ!)
歩くおばさま方も、なんかゴージャス!
あ…お土産はキムラヤのあんぱん!久しぶりだぁ(T_T)
(やはり食い気で終わるのであった(-_-;))

墨のお話は、今回が最後ですか?
勉強させていただきましたm(__)m
次回の話題を、楽しみにしております(^.^)v
Posted by juri at 2005年06月11日 17:16
>juriさま

ををを、juriさま、けふ銀座へ出られたのですかツ。
実は当方も午後からではありましたが、セントラルへ参りました。お逢いしたかったであります、なんとも残念、、。
土曜で席上揮毫があっただけに、大賑わいでありました。
れぽーとは記事のほうに更新致しますねい。

なんとか雨も逃れて銀座詣りに最適でありましたことと存じます。銀座へ参りましたら、木村屋あんぱんは確かに外せません、、なんやら手を出してしまひますね:笑
風鈴売りのおじちゃんがなんとも微笑ましかった四丁目でありました。

墨の御話は取り敢えず、一区切りです。次回は筆にしよーか、紙にしよーか、硯にしよーか、思案中デス。
Posted by ろゆふ at 2005年06月11日 22:55
はじめて拝見しますが、この長方形の墨池はどちらのお店で購入できますでせうか???
丸型は洗いにくくて・・・よろしくご教示を御願い申し上げます。
Posted by 芸術の秋 at 2010年09月29日 23:01

尺八してもらったけどありゃたまんねーな!!
ジュパジュパ凄い音させながら吸いつかれて、30秒で発射しちまった(笑)
しかもオレ、女にお任せして寝てただけなのに5マソも貰った件wwww
http://z0lqw5u.jp.takaoka.mobi/
Posted by 吸引力の変わらないただひとつの… at 2011年08月02日 15:44
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