2005年05月20日

風姿花伝

この処、狂言の言い回しにハマり、その類ひの書籍を書店で物色。結局、適当なものは見つからず。大きな処でないと無理か。

何も購入しないのも納得いかず、世阿弥の現代語訳(水野聡訳)『風姿花伝』を購入。かつて有名な引用部分くらいしか目を通したことがなかった。

世阿弥と云えば、「秘すれば花なり」「初心忘れるべからず」はお馴染み。

所謂演劇論ではあるが、モノを創る者に共通する心得なのでせう。

少々引用
「品のない能を強い能といい、弱いものを幽玄などと批評しているが、おかしな話である。何を見ても見弱りのしないシテがいる。これを強いという。またどの舞台でも花やかな役者。これが幽玄だ。」

コレッて、書でいえば、線のコトによくよく当てはまるのでせう、、、

「この芸能は万人に愛され受け入れられることを、一座繁栄の福の元としている。ゆえに難解すぎる芸のみに偏ればまた諸人の評価も受け難い。このため能に初心を忘れず、時に応じ所により、愚かな眼にもなるほどと映るような能をすることがすなわち能となる。・・・・・いかなる上手であっても、万人に愛されない芸では幸福を招くシテとはいいがたい。」

創り手の一方通行にならないが為に、大切なコトでせう。創り手と観る側との間に隔たりが有りがちな書道の世界で、ひとつの大きな課題だと思ふ。


たまには真剣にモノを考えるコトもあるのだ、がは。

それにしても、道は長ヰわ。


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posted by ろゆふ at 21:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 風姿花伝風姿花伝(ふうしかでん、風姿華傳)とは、世阿弥が記した能の理論書。世阿弥の残した21種の伝書のうち最初の作品。亡父観阿弥の教えをもとに、世阿弥自身が会得した芸道の視点からの解釈を加えた著述にな..
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